0.01gの金でも買い取れます|切れたチェーン・片方だけのピアス
公開 2026-09-19
引き出しの奥に、こういうものが眠っていないでしょうか。
- 切れてしまったネックレスのチェーン
- 片方だけ残ったピアス
- 留め具が壊れた指輪
- デザインが古くてもう着けないブレスレット
- ネックレスのトップだけ、チェーンだけ
「こんな小さいもの」「壊れているから」と思って、そのままにしている方が多いのですが、金・貴金属については、小さくても壊れていても評価は変わりません。
なぜ壊れていても同じなのか
金・貴金属の査定は、品位(K18なのかK24なのか)と重さで決まります。デザインの良し悪しや、完成品として使えるかどうかは、地金としての評価には入りません。
理由は単純で、金は溶かしても金のままだからです。形が変わっても、そこに含まれる金の量は変わりません。切れたチェーンも、つながっているチェーンも、同じ品位・同じ重さなら同じ評価になります。
これは他のジャンルとはっきり違う点です。ブランドバッグであれば傷や汚れが評価に直結しますし、時計なら動くかどうかが大きく効きます。金はそこが違います。詳しくは金・貴金属の買取価格は何で決まるのかをご覧ください。
実際、1g未満の買取が16.2%あります
これが口先だけの話でないことを、当社の記録でお示しします。
2024年9月18日から2026年9月18日までの2年間で、当社が買い取った地金は 292,250件。そのうち品位と重さが記録から読み取れた 229,273件について、重さの分布を取りました。
1g未満が37,070件、全体の16.2%。 さらに0.5g未満が17,067件あります。そして最小の記録は0.01gでした。
いちばん多いK18(155,107件)に絞ると、分布はこうなります。
- 0.5g未満 … 11,336件(7.3%)
- 1g未満 … 24,519件(15.8%)
- 2g未満 … 52,745件(34.0%)
- 5g未満 … 109,864件(70.8%)
- 10g未満 … 135,748件(87.5%)
K18の重さの中央値は 2.9gです。指輪一つ、あるいは細めのネックレス一本くらいの重さで、7割は5g未満。「小さいものばかり」というのが、むしろ実態です。
ちなみに最大は634.5gでした。1g未満から600g超まで、実際にお預かりしている幅はこれだけ広いということです。
0.1g単位の刻みが記録に残っている
もう少し細かく見ると、当社の記録には次のような品名が並んでいます。
K18 0.1gK18 0.2gK18 0.3gK18 0.7gK18 0.8g
0.1g刻みで、それぞれ数百件ずつあります。つまり、ごく小さなものが日常的に持ち込まれ、日常的に買い取られているということです。特別な扱いではありません。
まとめて持っていくと分かりやすい
小さいもの一点だけだと金額も小さくなりますが、まとめてお持ちいただくと、その場で合計が出ます。
引き出しを一度ひっくり返して、金・プラチナらしきものを全部ひとまとめにしてお持ちいただくのが、いちばん効率が良いと思います。一点ずつ量る手間は変わりませんので、点数が多くても構いません。
このとき、次のものは分けずに一緒に入れておいていただいて大丈夫です。
- 品位が違うもの(K18とK10が混ざっていても、こちらで分けて量ります)
- 金とプラチナ(別々に評価します)
- 刻印が読めないもの(こちらで確かめます)
- 石が付いたままのもの(外す必要はありません)
やらなくてよいこと、やらないほうがよいこと
準備としてお願いしたいことは、実はほとんどありません。
磨かなくて大丈夫です。 きれいにしてから、と思われる方が多いのですが、研磨剤で磨くと表面がわずかに削れます。地金の評価は重さで決まるので、削るのは避けていただいたほうが確実です。
切れたチェーンを直そうとしないでください。 修理に出す費用のほうが、多くの場合は上回ります。切れたままで問題ありません。
石を外そうとしないでください。 石が付いたままでも評価できます。無理に外すと枠を傷めますし、石そのものに価値がある場合もあります。石が付いたジュエリーの見方はジュエリー買取のページもご参考になります。
刻印を探して力を加えないでください。 細いチェーンは簡単に切れます。見つからなければそのままで結構です。
値段がつかない場合もあります
正直に書いておくと、金メッキや金色の合金は、地金としての評価はできません。表面だけが金で、中身が別の金属というものです。
ただ、見た目で判断するのは難しいので、ご自身で「これはメッキだろう」と決めてしまわずにお持ちいただくのが確実です。実際に確かめてみると金だった、ということもあります。逆に、メッキだった場合はその場でご説明します。
まずは量ってみてください
お近くの店舗で、目の前で量りながらご説明します。査定もキャンセルも無料です。写真をLINEでお送りいただければ、おおよその方向はお伝えできますが、重さが効くものなので、最終的には実物を量る必要があります。
金・貴金属の買取ページ、品位ごとの本日の参考価格は相場一覧をご覧ください。
この記事の数字について
- 買取記録の集計は、当社の買取データのうち区分が「地金」で、買取日が2024年9月18日から2026年9月18日までの292,250件のうち、記録された品名(
K18 3gの形)から品位と重量が読み取れた 229,273件を対象にしています。 - 「1g未満が16.2%」は、この229,273件に対する割合です。K18の内訳の割合は、K18の155,107件に対するものです。
- 買取価格はこの記事には記載していません。 金額は品位・重さ・当日の相場によって決まります。
- 集計した日: 2026年9月18日。
この記事の監修

三浦査定士総合査定士
査定歴20年以上 / AACD協会基準判定士
ジュエリー・ブランド品をはじめ幅広いジャンルの査定・買取・仕入れに従事。真贋判定の知識と経験を活かし、社内では査定士の教育も担当。オークション仕入れの経験も豊富で、市場価格・流通状況を踏まえた査定を得意としています。
この記事について
「こんな小さいもので申し訳ない」とおっしゃる方が本当に多いのですが、金は量って評価するものなので、小さいからお断りするということはありません。むしろ、まとめてお持ちいただくと思っていたより金額になることが多い印象です。