貴金属の刻印はどう読むか|K18・K24・750の意味と品位表示
公開 2026-09-19
指輪やネックレスを裏返すと、内側やチェーンの留め具の近くに小さな刻印があることがあります。「K18」「750」「Pt900」「850」といった表示で、これは貴金属の純度(品位)を示すものです。この記事では、刻印の読み方と、査定でどう扱われているかを説明します。
「K」表記と「千分率」表記の2種類がある
貴金属の純度表示には、大きく分けて2つの書き方があります。
一つは「K18」のようにK(カラット)の数字で示す方式です。24分率で表され、K24が純度100%に最も近い金、K18はそのうち18/24、つまり75%が金という意味になります。
もう一つは「750」のように千分率で示す方式です。1000分のいくつが貴金属かを表し、こちらも18金なら750、24金なら999または1000という表示になります。プラチナは「Pt」の記号と組み合わせて「Pt900」「900」のように表記されます。どちらの方式で刻まれているかは、メーカーや製造された時期・地域によって異なります。
品位ごとの純度は決まっている
金・プラチナとも、品位ごとの純度はあらかじめ決まっています。
| 品位 | 純度 | |---|---:| | K24(純金) | 99.9% | | K22 | 91.7% | | K20 | 83.5% | | K18 | 75.0% | | K15 | 62.5% | | K14 | 58.5% | | K12 | 50.0% | | K10 | 41.7% | | K9 | 37.5% |
| 品位 | 純度 | |---|---:| | Pt1000 | 99.9% | | Pt950 | 95.0% | | Pt900 | 90.0% | | Pt850 | 85.0% | | Pt800 | 80.0% | | Pt750 | 75.0% |
品位が1段階違うだけで、純度は数%〜十数%変わります。査定では、この刻印がまず品位を特定する手がかりになります。
当社の在庫では、K18が最も多い
2026年7月3日時点で当社のオンラインストアに並んでいた地金・貴金属の在庫を品位別に見ると、次のとおりでした。
| 品位 | 点数 | |---|---:| | K18 | 398 | | Pt(プラチナ各品位合計) | 143 | | K10 | 21 | | K24 | 10 | | K14 | 8 | | K22 | 1 |
合計581点のうち、K18が398点で全体の68.5%を占めます。指輪やネックレスといった装身具に使われる金の多くがK18であることと符合します。K24(純金)はインゴットなど特定の形状に多く、装身具としての在庫は相対的に少なくなっています。
刻印が無い、または読み取れない場合
長年使われた指輪やチェーンでは、刻印が摩耗して読み取れなくなっていることがあります。また、リフォームや修理の過程で、刻印のある部分が失われている場合もあります。
こうしたケースでは、刻印だけに頼らず、当社の査定士が材質を直接確認したうえで品位を判断します。刻印が読めないからといって査定をお断りすることはありません。ご不安な場合は、お近くの店舗へお持ちいただければその場でご確認いただけます。品位別の買取価格は金・プラチナの買取ページにまとめています。
この記事の数字について
- 純度の一覧は、当社の品位別買取ページで使用している値です。K18=75.0%、K24=99.9%のように、品位ごとにあらかじめ決まっている理論値で、日々の相場の変動とは関係ありません。
- 在庫の品位別件数は、2026年7月3日時点で当社のオンラインストアに掲載されていた在庫の実測です。在庫は日々動くため、件数はこの日時点の値です。
- 市場の相場や今後の見通しは含みません。
この記事の監修

三浦査定士総合査定士
査定歴20年以上 / AACD協会基準判定士
ジュエリー・ブランド品をはじめ幅広いジャンルの査定・買取・仕入れに従事。真贋判定の知識と経験を活かし、社内では査定士の教育も担当。オークション仕入れの経験も豊富で、市場価格・流通状況を踏まえた査定を得意としています。
この記事について
刻印はあくまで手がかりの一つで、実際には摩耗や後加工で読み取りにくいことも珍しくありません。当社では刻印の有無にかかわらず、材質そのものを確認したうえで査定額をお伝えしています。この記事の内容は、社内の査定士教育でもお伝えしている基本の見方です。